日本周遊紀行 4/28 安芸郡まで

公園のキャンプ場は朝からジョギングするおじいさんや清掃ボランティアのおばあちゃんがいました。
静かなキャンプ場ではないけど、色んな人に挨拶できて楽しいです。
朝は昨晩買っておいたカット野菜とインスタントラーメン。
イノシシが出ると聞いていたけど会わなかったな。
泊まったキャンプ場はほとんどイノシシ出没の注意喚起がありましたが、まだ見た事ないです。

キャンプ場は呉市音戸町(おんど)にあります。
泊まるためにたまたま立ち寄った町ですが、音戸大橋、綺麗な町役場・図書館、学校があってコンパクトながらしっかりした町で観光するのが楽しそうでした。昨晩は夜遅くまで人の気配がしたので活発な町だなと思っていました。
音戸大橋をぐるぐる下るの面白いです。

音戸町から離れて呉市街に向かいました。
呉は軍港で栄えた町、広島市が一番大きな町ですが呉も独特の発展をしている町です。
さっそく潜水艦や船が浮かんでいて軍港らしい景色になってきました!!
少しフィルターかけてザラッとした質感で撮ってみたり。

最近少し軍艦に興味が出てきて呉に来るのが楽しみでした。
日本は呉、佐世保、舞鶴、横須賀に軍港がありそれぞれ代表する軍艦があります。
呉で造られた船で一番有名なのはなんといっても「戦艦 大和」。

ここ「歴史の見える丘」からは戦艦大和が造られた海軍工廠(現在も造船所)が見下ろせます。
記念碑に大和の歴史が書かれており、読み終えた後少し涙が滲みました。
横には大和と長門に使われた原寸大の徹甲弾レプリカがあります。
大和の徹甲弾の大きさは一米九八糎もあり僕よりはるかにデカい、それが46cmの巨砲で先に約4kmも打ち飛ばされるのだからすごい迫力だったでしょう。(4km先の敵艦は水平線の向こうなのでアウトレンジからの砲撃は着弾観測が必須、そのため大和には多くの水上機が搭載されていたそうです)
当時の技術の結晶とも言える大和でしたが、太平洋戦争では既に大艦巨砲主義の時代は終わり航空機での戦いが主流となっていたため、歯痒くもあまり活躍する事なく生涯を終えました。(天一号作戦により鹿児島県坊ノ岬沖にて沈没)

「てつのくじら館」
海上自衛隊の資料館でその成り立ちや行っている業務などの展示があります。
ここのメインはてつのくじら「潜水艦あきしお」に入る事ができます。
潜水艦内での暮らしがわかるのでとても面白い、想像よりも広くて快適でした。
海上自衛隊は「掃海」という海に残された機雷(いわゆる地雷)を撤去する任務があるそうです(資料館に行って初めて知りました)。
WW2では日本海に約1万個の機雷が敷設されそれらを命懸けで掃海しています。
なんと入場料無料です。

「大和ミュージアム」
戦艦大和についてはもちろん、呉市のこれまでの歩みを知ることができます。
館内に入るといきなり1/10スケールの大和が目に飛び込んできました。
アプリを入れたら音声ガイドもできますよ(CV竹達彩奈)
本当は今日広島市にも行く予定だったのですが、ふたつの資料館が楽しすぎてもう時間がなくなりました。
明日雨なので広島観光が少し大変ですが後悔はないです。ここに時間を割いてよかったです。

夕方、今日のキャンプ場を目指します。
まだ陽が沈まないこの時間が好き。

今日は「水分峡森林公園キャンプ場」で泊まります。
頑張って結構な坂道を登らないといけません。
おじちゃんが家の窓越しに応援してくれました。
公園の入り口から最後の登り、しかも未舗装なので気合い入れて登ります。
キャンプサイトは地面が綺麗で設営も料理もしやすかったですよ。


走行距離:35km
朝:インスタントラーメン
昼:パン
夜:ご飯炊いた

アーカイブ

カテゴリー

つじののアバター

つじの

自転車で日本一周中!
一周というより周遊といった感じで気になる場所に向かってペダルを回しています。
折角の旅なので備忘録としてブログに書き残しています。
少し旅情のお裾分けができたら嬉しいです。

Bike: Surly Disc Trucker
Camera: Fujifilm X-H1

2023-04-28|タグ:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA