
今日は山口県のメイン、「秋吉台」に向かいます。
ルートを調べていたら山口秋吉自転車道なんてお誂え向きの道を見つけたのでこれで行ってみることに。
椹野川(ふしのがわ)沿いを少し南下すると案内板があります。
あとはこれ通りに走ればいいので迷うことはありません。

山に入ってからが面白くなります。
基本は車道と並行して通っていますが、ふと自転車道が逸れてこんな道になったりします。
今日は暑いですが、木漏れ日の中を冒険しているようで楽しいです。
車は行き違えないので元々車道ではないと思います。一から自転車道として作られたのであればすごいです。
いわゆるサイクリングロードのような綺麗さはありませんが、面白い道になるように設計されています。

山口は時折サイクルスペースがあります。
工具まで備え付けられているところは初めてです。
スパナとかは錆びてしまっていますが、こういう心遣いが嬉しいですね。

市街から20数kmで自転車道が終わり、秋吉公園の初めの駐車場に着きました。
昨日スーパーで買って置いたサーターアンダーギーを食べて休憩。
他のサイクリストもここで写真を撮っていました。

「秋吉台家族旅行村」に泊まります。
秋吉台はアップダウンがあると聞いていたので、荷物を先に置かせてもらいました。
駐車場からキャンプ場に着くまでが大変で20%の勾配を登ってこないといけません。
今日イチで大変でした…笑
でもこれで身軽になれたので、秋吉台楽しむぞ。

キャンプ場から少し下ってまた登ると「秋吉台展望台」に着きます。
なんたる絶景。
この旅始めてから一番の景色です。
季節も天気も良かった、なんて恵まれたタイミングでここに来ることができたのでしょうか。
自転車で訪れて、旅をして良かったと噛み締めていました。

ガイドのお姉さんにオススメスポットを聞いて、カルストロードを走ります。
抜けるような、広い広い青空。

「帰り水」というところまで走りました。
これ以上先に進むと下りになって戻るのが大変なので、鍾乳洞の時間もみてここまでにしました。
「帰り水」はとても珍しい地形で地層が逆転しているそうです。
地殻変動によって地層が折りたたまれ、新しい地層が侵食されて古い→新しいの順に地層が見られるようになったそうです。
秋吉台唯一の川が流れる場所でくぼ地の底から地下水が湧き出し、数十m流れた後また地下に戻って行きます。
雨の日には排水が間に合わなくなり、数日間一時湖ができるそうです。

ガイドの人に勧めてもらった「冠山」に行きました。山といっても大きな丘くらいです。
長者が森駐車場に自転車を停めて、石灰岩を眺めながらハイキングしました。
頂上に着くと先客がお二人、一眼カメラをお持ちだったので写真を撮っていただいて少しお話していると同じ足立区出身でした。
そこから地元トーク、カメラトーク、自転車トークで盛り上がり駐車場まで一緒に下山しました。
若い頃ツーリング部だったそうで当時のツーリング事情を聞かせてもらいました。
ご飯はコメとツナ缶で一か月の旅費は1万5千円だったそうです。すごすぎ。

どこを見てもいい景色。
折り返して秋芳洞を目指します

キャンプ場で割引チケットを貰いました。
は入り口はいくつかあり、僕はルート中間のエレベーターで地下に降りました。
エレベーターから降りた瞬間から雰囲気満点、ディズニーランドのセンターオブジアースのような世界です。
鍾乳洞の中は通年17℃で今日は涼しくていいですね。
歩けるエリアは全長1km、1時間あればじっくり見て回れます。

「百枚皿」
湧でる地下水に石灰岩が溶け込んでいることで形成されています。
スポットごとに大音量の音声ガイドがあるので詳しく解説してくれます。

秋芳洞の正面入り口から見える景色が神秘的です。
紅葉の季節はすごく綺麗なんでしょう。地下水なので川もとびきり綺麗です。
鍾乳石は100年に1cmほどのスピードで大きくなると言われています。この大きな鍾乳洞が今の景観になるまで途方もない時間がかかっていると思うと、改めて地球ってすごいなぁと感じます。

キャンプ場について設営、ご飯。
区画利用のみであれば500円!!安いです、炊事場もトイレも綺麗だし秋吉台に来る時はここに決まりです。
ただ町まで降りないと食べ物買えないので自転車キャンパーはお気をつけて。
早速昨日買ったインナーシュラフを使って就寝。おやすみなさい。
走行距離:43km
朝:パン
昼:サーターアンダギー,シーフードヌードル
夜:ご飯
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