日本周遊紀行 6/16 鳥取市観光

昨晩の豪雨から一変、青空が広がっています。
夕立にしては長い雨でした。
浜村の公園は24時間やっている無料足湯があるのでそこでサッパリしてから鳥取市に向かいます。

コットの裏地が破れてきました。
新品の時よりシートの張りが弱くなってきて、寝ると支えのパイプと擦れてしまっているんですよね。
気に入っているのでなんとか旅の間もって欲しいです。

さあ鳥取市に向かおう。

因幡の白兎伝説が伝わる白兎(はくと)地区。
恋愛成就で有名な白兎神社や兎が渡ってきた淤岐之島(おきのしま)があり、道の駅には駅兎の縁くんが飼われています。
この白兎伝説がどういう話なのか知らなかったので調べてみたらなかなか人間臭い内容でした(神話って大抵そうなんでしょうか)

ざっくりと話の流れは
淤岐之島にいるウサギが本土に渡りたくて鮫を騙して海を渡る。すると鮫が怒ってウサギの毛を剥いでしまいます。
浜辺で泣いている所、通りすがりの「大国主命(おおくにぬしのみこと)」の兄神達に騙されて嘘の治療法を教えられ余計ひどくなってしまいます。後から兄神達の荷物を持たされてきた大国主命が正しい治療を施してウサギを助け、とても感謝されました。
もともと大国主命と兄神達は美人で有名な因幡の国の「八上比売(やかみひめ)」の旦那さんとして選ばれようと因幡を訪れており、その後心の清い大国主命が選ばれて結婚されました。

というお話なので、ウサギが縁を取り持ったとされ恋人の聖地になっているそうです。

ただ、このお話の続きとして
選ばれなかった兄神達は大国主命へ嫌がらせをし続けたため、大国主命はなんとかして国を出ます。
そこで逃げ先として須佐乃男命(スサノオ)のところへ行くのですが、須佐之男命の娘と互いに恋に落ちてしまいます。
数々の試練を与えられた末に駆け落ちして結婚するのですが、八上比売どうするのって話です。
大国主命と八上比売との間にもひとり子どもが産まれていたのですが、正妻となったのは須佐之男命の娘「須勢理毘売命(すせりびめのみこと)」でした。
八上比売は須勢理毘売命を畏れて子どもを木の股に置き去ってしまいます。

というなんともスッキリしないお話しでした。(詳細はだいぶ省きました)
映画のようなハッキリとした勧善懲悪ではなく、それぞれの登場人物が「なんか悪い」くらいのモヤっと感がありますね。
神であるのに人間臭い、いやきょうび人間でもこんなにドロドロした愛憎劇はない。
神話自体あまり興味を持っていなかったのですが、ひとつ読んでみると話が繋がっているようで面白いです。

白兎地区を出て鳥取市街にきました。
湖山池(こやまいけ)には小さな島が浮かんでいたので一周してみました。
10分もしないで周れる木漏れ日が気持ちい道でした。

そこそこ大きい蛇。

こういうバス停が好きです。
僕がカメラを構えようとしたら、シルバーカーを押したおばあちゃんが立ち止まってくれました。
ありがとうございます。

「マイマイワルン」
鳥取砂丘に着く前にお昼ご飯を食べようと探していました。
多分砂丘の周りのレストランは観光地価格でしょう。
ワンコインの定食屋さんでもないかなと探していたら、ありました。
アジアン系のご飯屋さんで日替わりランチ500円!!この日は「パッタイ」でした。(人生初パッタイ)
アジアン雑貨も置いてあるお洒落なお店でした。

「砂の美術館」が面白い!!
砂丘のすぐそばにある美術館で毎年違うテーマで作られているそうです。
今は「エジプト」をテーマに20個くらいのシーンの砂像が展示されています。
人の手で作られたとは思えない…

いよいよ今日のメインディッシュ「鳥取砂丘」にきました。
ただただ、広い。
写真奥の丘「馬の背」まで行くのに15分くらいだったかな、砂の坂を登るのが大変で砂の照り返しが熱いです。
こんな広い砂浜はここじゃないと見られないな。
昨日の大雨で心配でしたが、全く問題なくサラサラでした。

あ〜昨日雨だったもんねと思っていたのですが。
これは「オアシス」なので地下水が湧いているそうです。
下には透水性の悪い火山灰層があるので水が吸われない、オアシスってこうやってできるんですね。

博物館は常設展しかやっていませんでした。
ちょっと残念。
駐輪場でクワガタ見つけました。

夜はAくんとお風呂行って飲んでました。
Aくんとは熊本で出会っていて、鳥取に着いたら飲みに行こうと約束していました。
途中、友人のYくんも呼んでもらって3人で夜の砂丘に行きました。
Yくんハンドルキーパーありがとうございます。

星、すごい綺麗だったね。

走行距離:40km
朝:パン
昼:パッタイ
夜:色々

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つじの

自転車で日本一周中!
一周というより周遊といった感じで気になる場所に向かってペダルを回しています。
折角の旅なので備忘録としてブログに書き残しています。
少し旅情のお裾分けができたら嬉しいです。

Bike: Surly Disc Trucker
Camera: Fujifilm X-H1

2023-06-16|タグ:
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