
雨の次の日は緑が美しい。
SさんとKくんと話していて9時と少し遅めの出発だった。
まだ乾ききっていない道を走る。6月の朝は半袖半ズボンで丁度よく、風が肌に心地よく触ります。

山陰本線の電車何回か見ていて電車とツーショットが撮りたいのですが、音もなく現れるのでまだ叶っていません。
あの朱色の電車と海なんていい写真になると思うのですが。

国道191号から萩市へ向かいます。
緑だらけのトンネル、匂いも良いです。

今日ひとつめの峠、勾配はずっと一桁%なので丁度いい運動でした。
ここから萩市、峠を下ってもう一度登って下ったら市街地に入ります。
山口県の日本海側では萩市が一番栄えてそう。楽しみです。

市街地に降りてきて、まず初めに「萩博物館」に来ました。
新しい街に来たらその土地の資料館や博物館に行くのが一番です。
萩市の地理や生き物、歴史が細かく展示されています。
生き物の骨格標本やホルマリン漬け、立体地形図などもあり回っていてとても楽しいです。
長州ファイブって映画、観てみたいです。

燕が巣を作っていました。
ヒナはだいぶ大きく育っていました。

博物館で知った萩市街の地理が面白かったので書き残します。
萩の中心街は江戸時代の地図でも町歩きができると言われるほど昔から区画が変わっていません。
萩市街は橋本川と松本川からなる三角州です。
大きな高低差はないですが、山側は運ばれて来た土砂により自然堤防ができていて、城下町のあった海側は三角州内で一番高い土地です。
真ん中が一番低く、ダムができるまではよく水害にあっていたため田圃などの遊水池として活用していました。
場所により役割がはっきりと決まっており、街が出来上がってからも大きな震災がなく空襲もなかったことから街が壊されることがありませんでした。
また鉄道が三角州を迂回する形で通されたので、街に手を加えることなく昔の区画そのままになっているようです。

世界遺産「松下村塾」に来ました。
横にあった「吉田松陰歴史館」も合わせて見学しました。
塾をされていたのは松田松蔭が処刑されるまでのわずか2年ほどだったようですが、教えを受けた多くの塾生徒が明治維新を成し遂げる中止となりました。

萩市内で時間を費いすぎた、けどもうひとつ寄り道したい。
明神池に泳いでいるのは鯉じゃない?

夏みかんソフトが食べたくて「柚子屋本店」さんに来ました。
名前は柚子ですがソフトは夏みかんです。
夏みかんは萩の名産品ですが、それにも歴史が絡んでいるようです。
時代が明治に変わり武士が次々と職を失う中、気候条件が夏みかん作りに適していることに気づき生産が始まったそうです。萩市の海側は平均気温15℃で冬も雪がほぼ降らない温暖な気候です。
このソフト、550円と少し高かったですがめちゃ美味いです。
色々観光した分バシバシ漕いで行くぞ。

途中。「道の駅 阿武町」に寄りました。
日本で最初の道の駅と聞いたので記念にスタンプ押しました。
お風呂もキャンプ場もある高規格道の駅でした。

3日ぶりの風呂気持ちいい。
休憩処もあったので夜までのんびりしていました。
阿武町からは少しアップダウンがありますが150mくらいなので楽しめました。
海が綺麗だし走っていて飽きないなぁ。
電車の写真だけどこかで撮りたいな。天気予報はこれから晴れ続きなのでサイクリング日和です。
走行距離:70km
朝:あんドーナツ
昼:天ぷらそば
夜:スーパーの弁当(鳥丼とアジの南蛮漬けが安かった)
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