
今日も1日雨予報。
でもいいんだ。今日は村上市内観光するので雨でも関係なし。
雨の日は急がなくていいから朝ごはんゆっくりいただけるのがいいね。

「イヨボヤ会館」
イヨボヤ=最高の魚=鮭 という意味の方言。日本で最初の鮭の博物館です。
村上市を流れる三面川(みおもてがわ)を鮭が遡上してくるため古くから特産品として大切にされてきました。
この博物館はそんな村上の歴史と鮭の生態、三面川の自然を展示しています。
ユニークなのが地下一階にある10個の観察窓、この窓から直接三面川の中を観れるようになっているのです。
雨続きでこの日は濁っていましたがしばらく眺めていると何匹か魚を見れました〜
季節を合わせて来館すれば遡上して来た鮭の産卵を見ることもできるそうですよ。
観察窓から見える川は細かく言うと「種川」という人口的な支流です。
江戸時代、鮭の乱獲によって捕獲量が激減し困っていたところ「青砥武平治」の案によって種川を作ることになりました。
青砥武平治は鮭の回帰性に目を付け、鮭が産卵しやすい環境を作れば自ずと帰ってくる鮭が増えるのではないかという発想から種川を産卵場所として捕獲を禁止し、本流の鮭のみを獲るスタイルに変えて漁獲量の安定と鮭の保存のバランスを図りました。
結果、この方法は上手くいき青砥武平治は村上の英雄となったのです。
こんな情報がたくさん展示されています。今ならJAF会員やイオンカードをお持ちの方は入館料100円引きですヨ。

村上の名産品「塩引鮭」。本物が展示されているので館内に入った途端鮭の香りが漂っています。
新巻鮭(荒巻鮭)は塩揉みしてから冷凍保存、塩引鮭は常に干して熟成させます。
と書かれていましたが、新巻鮭のレシピを見ているとどれも天日干しで乾燥させていました。
ただ乾燥の期間が塩引鮭の方が長いのかな…
塩引鮭は切腹を連想させるのでお腹を完全に割かない、鮭は村上にとってとても大切にされている生き物なので首吊りにはせず尻尾で吊るす。城下町ならではの考え方もあると思いますが鮭が民衆から愛され続けていることが分かります。

雨の切れ間を狙って次の目的地「千年鮭 きっかわ」に来ました。
1626年創業の歴史あるお店で、吉永小百合さんがCMをされていることでも有名。

売り場の奥の部屋には大量の鮭が吊るされていました。
しばらく見ているとちょうどツアーの団体さんが来られて店員さんからの解説が始まりました。
団体さんに紛れて一緒に聞いておこう、ラッキーラッキー。
今吊るされているのは去年の冬から吊るされているらしいです。
塩引鮭はここまで長い期間吊るさないのですが「鮭の酒びたし」に使う鮭は一年間も吊るし乾燥・熟成させるそうです。

吊るされた鮭が艶々と水分を身に纏い、時折ポタリポタリと雫を落としています。
これは体液ではなく空気中の水分が鮭に付着して塩と一緒に流れているそうです。
湿度の高まる梅雨時期特有のもので「鮭が泣く」と表現されます。
あ、今日はこれまでしか写真撮っていませんでした。
村上観光はこれで終わり、夕方から夜中にかけて強い雨が降るようなので早めに寝場所に移動しましたよ。
鮭の酒びたし試食させてもらってとても美味しかったのですが、これだけ手間暇かかっているものなので高くて手が出せませんでした笑
走行距離:20km
朝:ふりかけご飯
昼:パン
夜:うどん(五島うどんの出汁粉があと少しだ、美味しいから大切に食べよう)
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