曇天、蘭越町に向かう。

黒松内町から次のコンビニは20km先の蘭越町だった。
昨日セイコーマートで買っておいた100円のラスクを齧った後、朝ごはんを食べに蘭越町へ向かった。
蘭越までは北海道らしい緩いアップダウンの連続で景色が代わり映えしないのでなかなか大変だ。
たま〜に函館本線から電車の通る音が聞こえるくらい。
蘭越町に入ると景色が開けて北海道らしい風景になったので、休憩がてら写真を撮っていたら近所のおばちゃんからお茶をいただいた。
この地に嫁いで来てから農家をされているそうで、まだ一度も熊を見た事ないらしい。
札幌市街にも出るっていうから怖がりながら走っていたけど道南は少ないのかな。
函館を出てから曇り続きだけどなんだか神秘的でいいネ。

蘭越町のローソンで納豆を買って、近くの公園でご飯を炊いた。
米1.5合と納豆3パックの腹いっぱいブランチだからお昼ご飯は食べなくてよさそうかな。
東屋の下でご飯を食べていたら駐車場でラフティングのツアーガイドが始まった。尻別川ではラフティングがよく行われているようで、蘭越〜倶知安ではアウトドア系のツアーガイド会社がたくさんある。
ご飯を食べた後もひたすら国道5号を走っていると、昆布駅を過ぎたあたりで羊蹄山が見えた。
日本百名山のひとつ、登山に疎い僕も名前だけは知っていました。
富士山の様な綺麗な独立峰で道南のシンボル的山ですね。
ニセコに着いて、観光したり、再会したり。

ニセコの道の駅はめちゃくちゃ混んでいた。
それほど大きくない道の駅だから駐車場が満杯で警備員が誘導しているくらい混んでいる。
ここまではスカスカな道だったのにどこから来たのか…お盆中のリゾート地の洗礼を浴びた。
さすがお土産もいいお値段、お安い特産品があれば食べたかったけど諦めて外で写真を撮っていた。
「三尺バーベナとキアゲハ」うんうん良く撮れた。

「有島記念館」
ニセコ駅から少し離れたところにある有島武郎さんの記念館。
資料館としても綺麗に管理されていて建物自体も非常にオシャレでずっと居られる場所だった。
館内に図書カフェがあったり、期間ごとに美術作品も飾られてりる。
僕が訪れた時は内田正恭さんと藤倉英幸さんの作品が展示されていた。
北海道の景色をはり絵で描いた方達でお二人の作品をすごく気に入ってしまい、作品集もじっくりと読んだ。
藤倉英幸さんの作品集の合間に書かれているコラムが面白いのだ。

ニセコのホテル街に来ると一気にリゾート感が増す。
比羅夫はもう倶知安町に入るのでニセコ町とは違うが店名にもNisekoやHirafuばかりなので、ここら一帯はニセコ扱いなのだろう。バス停もインターナショナルだ。

実はしまなみ街道で出会ったご夫婦がニセコの方で、北海道来たら寄りな〜と言っていただいていた。
今日、無事お会いする事ができて寝床やお食事をご用意いただいだきました。
週末にヒラフ祭りがあるから暫く居たらと言っていただき、台風が近づいている事もありご厄介になる事にしました。
まさかこんなリゾート地で停泊できるなんて…!! このうちに晴れた羊蹄山が見れるといいな。
今日はあちこちでこの黄色い花を見かけた。
「オオハンゴンソウ」というらしい、派手な可愛さや綺麗さはないけど群生しているので目を引く花だった。
調べてみたら北米原産の特定外来生物のようだ。
走行距離:50km
朝:ラスク、納豆ご飯
昼:パン
夜:マグロや唐揚げ
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