
昨日銭湯で竜飛岬には行くの?と聞かれて、ああスケジュールに入れてなかったなぁと思い今日行くことにしました。
大間岬は函館から渡れるけど竜飛岬は地続きでしかいけないですから。
今日一番のフェリーで蟹田から下北半島に渡ろうと思っていたけど予定変更、まだまだ国道走って行こうか。

曇り空ありがたい…
道はフラットだし曇りになるだけで気温がグッと下がるからめちゃ快適な朝。
今までは晴れてないと景色が半減するからガックリきてたけど、梅雨明けからのこの猛暑。
ウンウンたまには曇りもいいね〜

イカした標識だ。
国道280号は二本平行して走っている。山よりはバイパスって書いてあるけど、まぁ普通の国道だ。
海よりの方が民家の間を走れるしフラットだから自転車はこっちの方がいいね。

バラバラと通り雨が降ってきたので庇の下で雨宿り、トンボくんも一緒に。

雨はものの数分で上がり雲も取れてきた。
今別市に入るとふたつの岬があって双方に無料キャンプ場がある。
炊事場もあるしトイレもあるし何より景色がいい。
芝生も綺麗だしとても無料とは思えないなぁ。久々に良い無料キャンプ場と会えたぞ。

外ヶ浜町は飛び地なのでフェリーが出てる蟹田も外ヶ浜町、今別市を挟んでまた外ヶ浜町だ。
大合併の時期に蟹田村・平舘村(たいらだて)・三厩村(みんまや)が合併して外ヶ浜町となる。
竜飛岬があるのは三厩地区。
風の岬と書いてあるだけあって強い向かい風が吹き付けてくる。

「青函トンネル記念館」
青函トンネルの資料や動画があるだけでなく、ケーブルカーに乗って海面下140mの坑道まで降りて解説員さんによる40分のツアーがあります。
展示のみで400円、ツアー合わせると1500円…迷わず、いやちょっと悩んでツアー付きを選びました。
展示スペースでも詳しいシアターがあるのでそっちだけでも学べるが、実際に坑道に行くと工事の過酷さがよりリアルに伝わってくる。青函トンネルは工事中何度か出水事故が起きるが、こんな地下深くで水が溢れだすなんてゾッとする。この工事は排水との戦いに尽きると言われているほど海水に苦戦した。
北海道まで計9個の断層と格闘しながら総延長53.85kmを24年の歳月を費やして昭和63年、遂に完成した。

岬には津軽海峡冬景色の石碑がある。
赤いボタンを押すと石川さゆりさんによる大熱唱が響き渡る。
ここに来た人は皆押していくもんだからひっきりなしに流れている。
24時間稼働しているので夜中でも押せばなる。
ここで車で日本一周しているカップルと出会った。
岬のキャンプ場でもチャリダーと出会ったし、夏の青森は旅人が集まっている。
僕含めみんなの目的は来週のねぶた祭りだ。
「また、ねぶたで」今日会った旅人ともそう言って別れた。

竜飛岬を進めてくれたおじさん、ありがとう。
青森市街からほぼフラットな海沿いを走れるのでサイクリストには楽しい道だった。
運がいいと岬から北海道が見えるらしい。
本州北端の強い風を全身で感じながらグイグイとペダルを回していく。
走行距離:73km
朝:納豆ご飯
昼:おにぎり
夜:鳥炭火焼とご飯
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