日本周遊紀行 8/2~8/6 青森市観光(ほぼねぶた)

・8/2 さあ!! ねぶた1日目!!

ねぶたの後にブログを書くのは無理!!
そして毎日ほぼねぶたの写真なので期間中はまとめる事にしました。
まずは初日のねぶたから。
19時にはもう商店街の道は観客でごった返していた。

初めてのねぶたの迫力に大興奮の僕。
動画撮りながら写真撮りながら大忙しです。こりゃ有料席なんかでどっしり腰据えた方が集中して見れますわな。
一団体につき一つのねぶたを掲げてコースを練り歩く、交差点では大きなねぶたがぐるりと大回転したり客席ギリギリまで倒れて見せたりと最も楽しめるので無理してでもここで観覧するのが良いと思う。

あとは自分の好きなねぶたをつらつらと載せていきます。
ねぶたは神話や昔話をテーマにすることが多いようで、そのおかげか「鬼」は再頻出だったと思います。

人型以外にも動物や龍もよくあります。
人型はいかめしいデザインなのに対して蝶々とか梟が可愛くて好きなねぶたです。

これが一番好きなねぶた!!
この放射状に伸びる後光が空白を埋めて一枚の絵のように見えてかつ立体感もある。
ねぶたはたくさんのねぶた師さんから造られている。デザインがそれぞれ違うので見ていて面白い。

かれこれ2時間くらい夢中になって眺めていたらもう最後の組みが通過した。
日本最大の祭りねぶた、迫力もさることながら観客が一体となってお祭りを盛り上げている感じがとても楽しい。
うんうんこれは待った甲斐があったぞ。

祭りが終わるとすぐに救急車のサイレンがどこかから聞こえる。
コンビニのトイレが閉まってるからってパーキングの精算機の脇でションベンしてるオッサン。
なんかここまでが祭りの風物詩だなぁ。

・8/3 旅人との出会い。

二日目の昼「青森県立美術館」に行くと二人の自転車ツーリストと出会った。
カナダ人のLくん(左)とドイツ人のEさん(右)はたまたまこの美術館で会ったらしい。
二人とも日本語ペラペラなので(Lくんはドイツ語も話せる。Eさん曰く全く違和感ないらしい)無事コミニュケーション取れた。今日はねぶたも一緒にみようと約束した。

美術館で一番見たかったのが青森県出身のアーティスト「奈良 美智」さんの作品。
この鋭い目とどこかアンニュイな女の子たちがいいですね。

有名な「青森犬」。
でかい、8mくらいかなぁ。

そして夜のねぶた。
今日はLくんとEさんと少し早めに行ったおかげで交差点の前に陣取ることができた。
前列の方は座った方が良さそうだったので3人とも胡座をかきながらコンビニで買ってきたお菓子を食べていた。
どうやら毎日少し違うねぶたが並ぶらしい(同じものもあるけど)。

「桃太郎」鬼の形相が凄いわ。

座って見れる分昨日より楽しめるし視界が広くて迫力がある。
有料席でなくともちょっと早めに来て前列確保できればプレミアムシートだ。
立ち見の時は両手にカメラ、バッグを足に挟むと言った具合だったので忙しなかったけど、その点でも座り見はいいね。
有料席はゴザの上みたいになっているからスペースによっては小宴会みたいにできるのかな。

Eさんお気に入りのねぶた(?)
グループの間にこういった小さいねぶたが入る。
提供会社に合わせた可愛らしいねぶたも結構楽しいのだ。

そんなこんなで2日目は終わった。
このあとは3人で風呂入りに行って(まちなか温泉という0時まで営業しているナイスなお風呂がある)コインランドリーに行ってから寝た。周りの旅人の宴はまだ続いているが凄い体力だ。
このキャンプ場は日陰が少ないので朝5時にはテントに陽が差し込んで暑さで目が覚めるので、早く寝ないとゴリゴリ睡眠時間が減っていくのだ。

・8/4 今日、ハネトになる。

Lくんの朝食。オートミールとバナナってのが外国人っぽい。
旅する前、僕も朝ごはんにオートミールを試してみたことがあったがお腹を下してしまった。
乾燥しているから保存も効くし調理が早いから旅食には合ってるのでお腹が丈夫な人は試してみる価値あり。
巷では結構流行ってようでレシピもたくさんある。ご飯の代替としても食べれるしフルーツやヨーグルト入れれば甘味としてもいただけるから食材としての懐の深さはお米よりあるかもしれない。

今日の昼間はEさんと一緒に「ワ・ラッセねぶた」というねぶたの博物館に来た。
ねぶたを知るにはまずここに来るといいです。ねぶたとはなんぞやという事から詳しく展示されており色々学べます。
ねぶた師は親子やそうでない人が師弟関係を結ぶ事で代々受け継がれて来て、どういったスタイルにするのかはその人それぞれだ。だから出来上がったねぶたに差が生まれるし幅を作ってくれる。
こうしてみると、長い間絶えず続いてきたねぶた祭りが中止になるなんてコロナの脅威が凄まじいことを物語っている。

この日はハネトに参加した。
浴衣は買う人、レンタルする人それぞれいますが僕はレンタルにした。
多分今日しか使わないしこれからも浴衣を持って行くのは荷物になるからね。
買ったら1万円、レンタルで3千円。2時間弱らっせーらの掛け声で飛んだり跳ねたり、大声出しで喉も脚も使い切って非常に楽しかった。
連日ハネト参加してる旅人もいるが僕には連チャンなんて無理だ。祭りへの気合の差だ。

・8/5 五所川原、立ねぶたへ。

この日は朝一番の便でLくんと合流した友達Yくんが北海道に旅立つのを見送った。
Yくんのバイクは洗練されていた。ツーリング歴が長く、その経験から荷物の取捨選択をかなりシビアにしているのでまるで3~4泊ほどかと思うくらいのバック容量だ。
パニアなしのフロントバッグ・サドルバッグ・トップチューブバッグ・フレームバッグでハイク道具まで収めてるんだから驚きだ。

昼間はEさんとフェリーターミナルのロビーにいた。
美術館は回ったし観光するにも暑すぎて気が乗らなかったからなんやかんやずっとロビーにいた。
今晩はもう一回ねぶた見に行こうかなんて話していたら、車組のTくんとKちゃんは五所川原の立ねぶたに行くというのを聞き、それなら僕らもという事で自転車で五所川原に向かうことにした。
青森市からは片道30kmくらいの道のりでひとつ峠があるが100mの小さな峠だ。
僕は五所川原市から来たときに通って来た道なので安心だった。二人で走ると尚更短く感じる。

涼しくなってから行きたかったので17時に青森市を出て19時に五所川原市についた。
まだ始まったところだったのでねぶたが来るのはこれからか?大勢の観客で道が埋め尽くされていた。
いいところを探していたら向こうの方に大きなねぶたが見えた。
あれが立ねぶたか…!!
遠くにあるはずのねぶたがそれは大きく見えた。横幅はそれほどでもないが高さが圧倒的なのだ。
黒画用紙に描かれた絵のように、日の落ちた空にねぶたが輝いていた。

大きい。
油断して眺めているとすぐにフレームに収まらない位置まで来てしまう。
ねぶたはもちろんの事、台部分の模様や絵がとても綺麗なのだ。
掛け声や踊りも青森市のねぶたと違うので別のお祭りを見ているようだった。

立ねぶたではこれが一番好き。
この着物の立体感すごく作りが凝ってというか…素晴らしいです。

と、久々にちゃんと走った1日でした。
帰りは急ぐ用事がないのでフラーっと帰っていたら道に迷っていた。
来た道の国道まで細い県道を走っていたら星が良く見えたので30分くらい立ち止まってEさんと眺めていた。
カメラを置くところがなかったのでそこでは写真が撮れなかった。三脚を送ってしまったのが裏目にでたなぁ。

キャンプ場近くのコンビニで買ったりんご羊羹、Eさんから一個もらった。
包みが厳重でハサミがないと、開けるのにだいぶ苦労した。



走行距離:70km

・8/6 グッバイ本州。

今日、青森を出る。
仲良くなった自転車ツーリストと一緒に写真を撮った。
とはいえ函館に行くのは僕だけで後の3人は八戸に向かってから苫小牧に行く。
いや左のMくんは岩手方面に下るのか。TREK 520懐かしい、僕も前に乗っていました。
4車4様、旅のスタイル・パッキング・車種まで異なるツーリングバイクが並ぶと壮観だ。

僕はフェリーの待合室で充電しながら夕方の便に乗ることを決めた。

さらば本州!!
ついに夏の北海道に着く。津軽海峡フェリーで3時間半ほどで函館だ。

函館に着いたのは21時前。
これから楽しい楽しい夏の北海道が始まると思うと胸に湧き上がる気持ちがどんどん大きくなっていく。

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つじの

自転車で日本一周中!
一周というより周遊といった感じで気になる場所に向かってペダルを回しています。
折角の旅なので備忘録としてブログに書き残しています。
少し旅情のお裾分けができたら嬉しいです。

Bike: Surly Disc Trucker
Camera: Fujifilm X-H1

2023-08-07|タグ:
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