
昨晩は結構冷え込んだので、朝は霜ができていた。
天気予報を見てみるとお隣の青森県とも7~8度も気温が違う、冷帯ってやっぱり寒いのね。
苫小牧市街は地面に落ち葉が溜まり始めて、もう冬の始まりを感じさせている。
今日は苫小牧の行きたいところを少し巡ってシルバーフェリーで八戸に渡ろう。
8月の中旬に函館に入ったから…もう2ヶ月半も北海道にいる!?
あっという間でした。名残惜しいけど、いざ脱北。

久々の朝食作り!!
ふりかけにも飽きてきたから塩昆布を買ってみた。
冬は食材の傷みを気にしなくていいから気が楽、その代わり水道が鬼のように冷たい。
若干ドラゴンフライの調子が良くなってる気がするな、灯油に替えてから炎が安定しないことが多かったけど今朝は良かった。しばらくドラゴンフライも休暇していたからかな。

キラキラ公園にて、苫小牧の公園はなぜかGoogle mapのクチコミが良い。
というよりコメント数がそもそも多い、なぜ?確かに綺麗でこじんまりしていて良い公園ばかりだ。
大きい港の公園ではお馴染みの地名サイン、神戸にも佐世保にもあったなぁ。

苫小牧は北寄貝(北に寄った貝でホッキガイらしい)が名産で北寄貝資料館なるものまであった。
ボランティアのおじさんが一人いる手作り感満載のなかなか濃い資料館で面白かった。
中でも難しいと評判の「ほっき貝ジグゾーパズル」はこぶし大くらいのほっき貝の殻がバラバラ砕かれているのを元に戻すという鬼畜難易度だったのだ。
せめて細かく切られているくらいだと思っていたけど、ハンマーか何かで叩き割られているのだ。面白い!!
その後格言おみくじを引かせてもらった。これもザ・手作りといった感じで紐の先の殻にマジックで格言や諺が書いてある。
僕が引いたのは「馬には乗ってみよ、人には添ってみよ」という言葉だった。
一見暴れ馬でも乗ってみたら案外良馬かもしれない、人もなんとなく反りが合わなさそうだなと思う前に一度話してみると良い。外見で判断しない。という意味らしい。旅人にはピッタリの言葉をいただきました。

ほっき貝カレーを食べようと思ったけどまだお腹が減っていないのでもう一つ寄り道することにした。
「苫小牧市美術博物館」は入館料300円。施設自体は少し古いけど展示料が300円ではなかった!!
北海道の地理的な成り立ちや苫小牧で見られる動物、植物、昆虫まで幅広く展示されている。
もちろんアイヌについても展示されているし、この日は特別展までやっていたもんだから入り浸ってしまった。
ほっき貝資料館のおじちゃんに聞いた話、苫小牧は昔紙の生産で潤っていたらしい。
新聞紙用の紙を大量に生産してそれは栄えていたそうで、今は新聞がどんどん少なくなっているから厳しいようです。

遅めのお昼でお目当のほっき貝カレーを食べに行った。
生のほっき貝も食べたかったから3点丼のセットにした。
ほっき貝の食感が楽しいし、あまり匂いもしないので他のものと混ざっていても邪魔せず美味しくいただける。
もっとコリコリしてるイメージだったけど結構ムニムニした歯ごたえで美味しかった!!

これもほっき貝資料館のおじちゃんに勧めていただいた「苫小牧市科学センター」に来た。
無料で入れる科学館、昭和60年からあるレトロな科学館ですが平成11年から「ミーム展示館」が新設されています。
ソ連時代に打ち上げられた宇宙ステーション「ミーム」の予備機(レプリカでなく実物!!)が見られます。
中にも入れます。オークションで落札されたものが市に寄贈されたそうです。
地上400kmを飛んでいた宇宙ステーション、この予備機は実際に宇宙に行くことはなかったそうです。

17時もなるともう真っ暗です。
僕は今夜北海道を出発します。暑い暑いと汗を流していた8月の北海道はどこへやら、もうすっかり初冬の雰囲気です
23:59の便に乗れば明日の朝には八戸に着きます。
ここ苫小牧ターミナルは八戸行きのシルバーフェリー、仙台行きの太平洋フェリー、大洗行きのさんふらわぁの寄港地です。
八戸までは約8時間、お風呂がついていたのは嬉しい誤算でした。やったーこれでしばらく入らなくていいぞ。
サラバ北海道!!思い出に残る2ヶ月半の滞在でした。
走行距離:20km
朝:お茶漬け
昼:ほっき貝カレー、ほっき丼
夜:セイコマ
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