日本周遊紀行 11/12 大船渡市まで

姉吉海岸の朝。

姉吉海岸で朝日を見るために少し早く起きた。
6:11が日の出時刻だったけど雲から顔を見せたのは6:23だった。
この海岸も入り江になっているで波が穏やかで静かな波音が聞こえていた。

すっかり身体が冷えたから熱いご飯を食べたい。
冬はご飯が特に美味く感じるなぁ。ローソンでたまたま買えた割引ツナ缶もこれで最後だ。
一番にキャンプ場を出たのは僕だった。
小さな観光バスが止まり、ツアーで魹ヶ埼を歩きにきたおじいさまおばあさま達が降りてきました。
ちょうど駐車場を通り抜ける時たくさん応援してもらいました。アウトドアが好きな人はよく話しかけてくれます。


秘境、重茂半島南側。

キャンプ場から県道に着くまでいきなり登り。
120mまで一気に登ってすっかり身体が温まった。
重茂半島は北側南側で道の雰囲気がガラリと変わるみたい。昨日は綺麗でスカッとした道だったけど今日はどうかな〜。

いくつかの集落を抜けて「アップダウン終わり」の看板が出てきますが、本番はそこから。
急勾配のつづら折れを登る登る…
昨日とは打って変わって一車線の道を走る。まだここは紅葉していない。

登って下って登って下って登って登って…
やっと出口が見えてきた。これで重茂半島も終わりだ〜確かに南側の方がキツい。
県道41号、走っていくうちに道のタイプが次々変わってきて楽しい道でした。

ツーリングマップでは「日本の秘境重茂半島へ」「まるで別世界に入り込んだよう」なんて書かれていたけど中を走っている時はそれほどには感じていなかった。
森を抜けたところで振り返ってみると…なるほどこりゃあ確かに別世界の入り口だ。

ダーっと国道45号、山田町→大槌町→釜石町→大船渡市。

海草かな、貝かな。養殖用のイカダが山田湾に浮かんでいます。
ここから国道45号と合流して山田市街を目指します。

道の駅「やまだ」で休憩。
岩手の郷土菓子「すっとぎ」を食べました。
「豆しとぎ」とも呼ばれるこのお菓子は青豆、米粉、砂糖、塩で作られたとってもシンプルな食べ物です。
山の神様にお供えしたり、農作業や収穫を労うためにも食べられていたそうです。
すあま的なモチっとした食感を想像していたけど、思いの外さっくりとした…なんだろうしっとりめのパウンドケーキみたいというのか、なんとも不思議な食感でした。
豆の甘さがほんのり香る美味しいお菓子です。

船越湾を眺めながら走れる「四十八坂」。ここの展望台からは船越半島も見えます。
こんな名前だから坂だらけかと思っていたけど、なんてことはないストレートで快適な道でした。

四十八坂を終えてもう一山越えると大槌町(おおつち)に入った。
大槌があれば小槌もあるんだなぁ。調べてみると大槌川も小槌川もあるみたい。
この町に入ったところで少し雨が降ってきた。雨宿りとお昼ご飯を兼ねてコンビニに逃げ込んだ。

大槌町から釜石町は近く、一山越えたらすぐに釜石に入る。
宮古市以来の大きな町で(そこまでは大きくないか)イオンモールがあるくらいの規模の町です。
本当は両方ともしっかり観光したかったけど、今回はさーっと通り抜けます。

あああ〜!!さすがに登り疲れてきた!!
後何回この看板を見ればいいんだ!!三陸海岸恐るべし…
電光掲示板は4度を指している。この中の雨は寒い!
この看板を見たら100m登るのを覚悟しないといけない。

途中バイクで日本を周っているNさんと出会った。
少し世間話をしていたら一緒にお風呂行きましょうという話になって大船渡市のお風呂で落ち合うことにした。

道の駅「さんりく」でスタンプを押した後、そのまま国道を進むと街灯が一つもない真っ暗な道になった。
ちょうど道の駅あたりから三陸道路が無料区間になるのでみんなそっちに行ってしまったらしい。
無料区間があればもうこの道は走る必要はない、ここは捨てられた国道だ。
暗さはともかく、いつまで登るんだと思いながらトンネルの入り口でGARMINをみると320mも登っていた。
トンネルの中でGoproが二回も電源落ちしたからちょっと怖かった。バッテリーは残ってるのになぜ。
国道45号の最高地点は閉伊坂峠の380m、ここでまた300m越えか〜!
登りまくった今日の締めくくりに相応しい峠でした。あたしゃもう脚パンパンだよ。

市街について3日ぶりの風呂!最高〜!!



走行距離:92km(獲得標高:1535m!!)
朝:ご飯とツナ缶
昼:コンビニパスタ
夜:焼うどん、日本酒、ホタルイカ

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つじの

自転車で日本一周中!
一周というより周遊といった感じで気になる場所に向かってペダルを回しています。
折角の旅なので備忘録としてブログに書き残しています。
少し旅情のお裾分けができたら嬉しいです。

Bike: Surly Disc Trucker
Camera: Fujifilm X-H1

2023-11-13|タグ:
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