朝、リンゴを食べて気仙沼を出る。

昨日道の駅で買った陸前高田産のリンゴを食べる。
柔らかめの食感で蜜は少ないけど果肉全体が甘くて美味しいリンゴだ。

「気仙沼おさかな市場」
気仙沼は遠洋漁業が盛んで、この市場では海鮮丼も食べられて魚も買えます。
ここも震災で被害を受けて新しく建て替えられています。

「大谷海岸(おおや)」
今日も元気に国道45号を走ります。
綺麗な道の駅の向かいに広がる大きな砂浜が大谷海岸です。
ここの道の駅は「すずめの戸締り」で使われたロケ地でパネルがおいてあった。
山田町にも扉が置いてあったけどどっちが本物なんだろう?映画観なきゃだ。
南三陸町の震災遺構。

「南三陸旧防災対策庁舎」
「大津波警報が発令されました。高台に避難してください」
防災危機管理課の遠藤未希さんのアナウンスを当時のニュースか何かのドキュメントで放送されていたのを憶えています。
初めの津波予想は6mだったため屋上に逃げれば大丈夫とギリギリまで避難放送を続けていた庁舎の方々は想定以上の津波に飲まれ30数名のうち生存できたのはわずが10名でした。
「最大で6m」と放送されていたのが「10m」と放送されたのは最後の4回で、その後「上へ上がって 未希ちゃん 上がって」と周りの人達が制止している音声が最後の放送となりました。

ここも震災遺構の「ブライダルパレス高野会館」
もちろん中には入れませんが、近くまで寄って見ることができます。
海により近い場所にある建物なので津波ラインが屋上ギリギリまで迫っていました。
ド迫力の波に心奪われる。

南三陸町から出て、神割崎を目指します。
国道398号に入って海沿をくるりと周って行きましょう。
アップダウンはあるけどそこまでキツくないので楽しいサイクリングです。

「神割崎」
南三陸を代表する景勝地のひとつ。強い波が二つの奇岩に叩きつけられている様は迫力満点!!
普通の砂浜なんかでは味わえないスリルを感じられます。動画撮ったり写真撮ったり20分くらいずっと波を見ていました。
宮城県に入ると断崖が少なくなって砂浜が増えてきて、こういう荒々しい海を見ていなかったので余計に興奮しました。
昔、この地区に弱り果てた大きな鯨が浜に寄ってた。
この事に村人たちは喜び、鯨を分けようとしましたが場所が十三浜村小瀧と戸倉村寺浜のちょうど境の浜だった。
普段は仲の良い両村がこの時は鯨肉を巡って大きな喧嘩になりました。
互いに譲らないまま三日三晩経っても解決せず、奉行所に預けたが裁きかねていた。
するとその夜、この地区が雷雨に見舞われた。翌朝村人たちが浜に出てみるとここ横沼の岩が一文字に裂け、磯の境界線を示す形になったそうです。(北上町史より)
北上川の空は広い。

北上川にぶつかってからひたすら川沿いを西へ。
久しぶりの平坦路はとてもありがたかった。
北上川沿いは町がない、何もないけど大きな大きな川と何にも遮られない空があった。
ぼーっと空を見て空腹を紛らわしながら石巻市を目指した。
石巻市にはやっと快活クラブがある。
北海道から撮りためたGoproのデータを転送しよう !!
走行距離:94km
朝:リンゴ、ご飯
昼:おにぎり
夜:納豆巻き
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