日本周遊紀行 11/15 仙台市まで

奥宮戸「嵯峨渓」を巡る。

石巻から海岸線を進み松島町を目指した。
野蒜海岸(のびる)という長い海岸の防波堤の上が通れるようになっていて、そこがすごく心地よかった。
この辺りは車通りも少なくてたまに海を見にきている人や釣り人がいるくらいだ。

松島市街に入る前に奥宮戸の海岸に寄ろうと思っていた。
メインの観光地よりも静かで日本三大渓のひとつ「嵯峨渓(さがけい)」は奥宮戸の景色らしいからだ。

「あおみな」
奥宮戸の情報を集めるためにコミニュティセンターに寄った。
パンフレットとスマホとにらめっこしていると、スタッフさんから「遊覧船乗りませんか?」と声をかけられた。
「今二人来られていてあと15分で出発なんですけど〜…」
昨日下調べして遊覧船は3人からと書いてあったので諦めていたけど、これはラッキーなのでは!?
「あ、の乗ります」

ご老夫婦と三人でクルージングが始まった。
陽気な案内人のおじいさんの解説を聞きながらバババとエンジンが大きな音をたててスピードを上げていく船に揺られていた。気温も高く、窓から吹き込む海風が心地よかった。

船からしか見れない景色ばかりだった。
海に浮かぶ岩々は奥宮戸の道路からは見れないだろう。
岩の名前を色々説明してもらったけどほとんど忘れちゃったな。
この岩は確か夫婦岩の女岩だったような…男岩は表面がゴツゴツしていて女岩は滑らかに侵食されている。

奥松島には動物の名前がついた奇岩がたくさんあった。
これはなんでしょうか。   象です。横から見た象。正式名称はメガネ岩。

松島の景色も3.11でかなり変わったらしく、この近くにあるアーチ状の岩は地震で崩れてしまったのでもう元の姿は見れない。案内人のおじいさんから崩れる前の写真を見せてもらった。

1時間のクルージングを終えてあおみなに戻ります。
思わぬタイミングで遊覧船に乗れてよかった!!
これで心置きなく松島に行けます。

クルージングの後はあおみなの向かいから登れる大高森の展望台まで軽いハイキングをした。
そこは松島四大観のひとつ「壮観」で松島の海が一望できます。
他にも麗観・富山、偉観・多聞山、幽観・扇谷があります。

大繁華街「松島」。

松島は観光客で溢れかえっていた。
車通りも多いし路肩は狭いしで歩道を走らざるを得ないほどパンパンだ。
あ、あれ今日平日だよね…? 想像以上の混み具合に圧倒されてしまった。え〜と自転車どこに停めればいいんだ。

誰も自転車できてる人がおらず駐車場のおじいさんに恐る恐る聞いてみたら(駐車整理の人には高確率で素っ気なくされるので聞くのが怖いのだ)にこやかに対応してもらえた。
こういう対応をしてもらえるだけでその土地のことが好きになります。
よ〜しレッツ観光〜!!

あちらこちらでみんな牡蠣を食べている。
松島も海産物が名産で特に牡蠣は10~3月と冬が旬、ここでも網焼き食べ放題をやっていました。
僕は予算があるので網焼きは食べれない…ので「牡蠣バーガー」を見つけておきました。ツーリングマップルさまさまです。
中には牡蠣クリームコロッケが挟まっていて、これがしっかり牡蠣の味がしてうまい。

松島に浮かぶ島で唯一歩きで渡れる島「福浦島」。
料金所で200円払って福浦島を散歩できます。徒歩のみなので自転車はまだ停めておきます。
長さ252mの朱色の橋は別名「出会い橋」と呼ばれています。

眺めの良いベンチで海を見ながらおやつを食べようと買っておいた。
仙台の菓子処「味佳嵯」さんの「梵天丸」がとても好み。元々ゆべしが好きなんですけどそれに加えてクルミがカリッとしていて、外側は少し硬めに焼かれている3食感ゆべし。
牡蠣も海鮮丼も食べれないけどこんな感じに楽しんでます。

福浦島の端にある見晴らし台まで歩いた。
遊覧船から見た裏側ではなく表の松島の景色が見れる。
右から引通島、千貫島、徳浦島、焼島です。だと思います。
橋から大体20分くらいでずっと平坦路なので老若男女みなさま楽しんでいました。

宮城といえばずんだ餅だよなぁと思って適当なお団子屋さんに行ったけど微妙に高かったのでもう少し吟味することにしました。やっぱ仙台に入ってからかな!!

松島を楽しんだ後、今日はもう少し先に進もうとできるだけ南下した。
八戸以来味わっていなかった激混みの国道に四苦八苦しながらビクビクしながら走った。
この感じはいつになっても慣れないです。

大都会「仙台」

夕方には仙台に入った。
よし!!今日はここまで。
仙台大都会だなぁ。札幌くらいかそれ以上に栄えてる。



走行距離:
朝:トースト
昼:牡蠣バーガー
夜:ツナ缶ご飯

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つじの

自転車で日本一周中!
一周というより周遊といった感じで気になる場所に向かってペダルを回しています。
折角の旅なので備忘録としてブログに書き残しています。
少し旅情のお裾分けができたら嬉しいです。

Bike: Surly Disc Trucker
Camera: Fujifilm X-H1

2023-11-16|タグ:
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