日本周遊紀行　11/27　旭市まで

昨日スーパーで買っておいた銚子産の鯖味噌パックが今日の朝ごはん。
多分朝から営業している漁港の定食屋さんとかありそうだけど、これがいいんだ。
いつもの缶詰ご飯からちょっとアップグレード。なんたって銚子産のサバですよ、脂のノリが違うね。

久々に朝から晴れている。今日は銚子観光するぞ〜。

「今川焼きさのや」
銚子駅から少し東に進んだ先、圓福寺観音堂の隣にある今川焼き屋さん。
早速お店に入り、白あんと黒あんを一つづつ持ち帰りにした。
この厚み!! 今まで食べてきた今川焼きとは見た目も重みも違う。ゴツゴツと荒っぽい皮とたっぷり入った餡、サイズ感は大きなおにぎりに近い。
昨日の定食に続き美味しいものに巡り合ってるなぁ〜。ここマイベスト今川焼きに登録です!! 美味しい。

外で食べていたら昨日のお祭りで踊りに来ていたマダム達にお声掛けいただき小一時間話していた。
アウトドアにアクティブな人が多くて、楽しい楽しいお話会になりました。

ヒゲタしょうゆのベンチがたまに置いてある。
こういう地元企業をちゃんと町が応援している感じ、好き。
ここから銚子で一番(?)の観光スポット「犬吠埼」を目指します。

犬吠埼の灯台が見えてきた。
県道254号は海沿いの道で気持ちいい。君ヶ浜ではチェアリングしているおじさんや散歩しているおじさんがいてのんびりしていた。
ここに来る前にポートタワーに登ったけど、まあ展望台だけだなぁ。

「犬吠埼灯台」
ジオパークセンターの前に自転車を停めて施設の観光をすませた後、灯台へ歩いた。
遠足か何かで小学生たちがたくさんいて、ショップの中ではストリートピアノでPart of your worldを弾いている人がいて、それはそれは賑わっていた。
千葉県名物ピーナッツハニーが割引になっていたのでそれを買った。ちょうどこの青空と灯台のような爽やかで可愛らしい青白のパッケージだった。

灯台エリアには灯台以外にもいくつか施設があるのでまずは資料館へ。
福岡県宗像市沖ノ島灯台で使われていた一等レンズ、犬吠埼にも同等の大型一等レンズが使われている。
この一等レンズがあるところが一等灯台になって犬吠埼灯台を含めて全国五ヶ所しかないそうです。

~memo~
犬吠埼灯台 : 千葉県銚子市犬吠埼
経ヶ岬灯台 : 京都府京丹後市丹後町袖志
出雲日御碕燈台 : 島根県出雲市大社町日御碕秋台原山
角島灯台 : 山口県下関市豊北町
室戸岬灯台 : 高知県室戸市室戸岬長

の五ヶ所。犬吠埼と出雲は行って…角島は灯台までは行かなかったかな?
海沿い走っていると灯台に出会うことが多いので楽しい。スタンプラリーもあるみたいで専用の台紙出ないと押してもらえないらしいです。

「旧犬吠埼霧信号所霧笛舎」
霧笛を見たのは初めて。その名の通り霧の時に船に位置を知らせるために鳴らす装置。
霧や吹雪が濃いと光が届かないのでこれを使っていた。
今は測位する機能が高まったので海上でも自分がどこにいるかわかるようになりました。
次第に需要がなくなり、この霧信号は平成20年3月末をもって廃止となりましたが歴史的・学術的価値の高さから保存されることとなりました。ボタンを押すと霧笛を鳴らすことができます。
ブォォォ—ﾝ…ブォォォ—ﾝ…とどこか寂しげな迫力のサイレンが鳴り響きました。

冬場は植物が少ないけど磯菊が咲いていた。
海岸に遊歩道があり、そこから写真を撮りながら散策した。
波が強く当たって飛沫で濡れている道や洗濯板のように角が立った岩を観察しながら冬の海を楽しんだ。

銚子電鉄の名産品はぬれ煎餅。
以前、銚子電鉄が経営難で倒産しかけた時、副業で製造していたぬれ煎餅を買ってくださいとインターネットで呼びかけたところ注文が殺到して倒産を逃れました。そんな奇跡のアイテムとして銚子の特産品のひとつとなっています。

犬吠駅に電車が来ていた。
駅舎にある元祖ぬれ煎餅屋さんは定休日だったけど、電車が見れてよかった!!
銚子電鉄の運賃売り上げは8割が定期外（観光利用）のため3.11を境に再度倒産の危機に陥りましたが、2013年に発足した銚子電気鉄道運行維持対策協議会に計画書を提出し、今後10年間に必要とされる経費約7億6000万円のうち３分の2を国/千葉県/銚子市に賄ってもらえるようになり、またも倒産の危機を逃れました。

「屏風ヶ浦」
銚子市をたっぷりと堪能した時にはもう日が暮れかけていました。
銚子マリーナ海水浴場から見える海は茜色に染まり、沈みかけの日の光を受け止めるように屏風ヶ浦もまた照らされています。
う〜ん銚子は本当に楽しかったなぁ。景色も町並みも特産品もよかったから観光していて楽しいし、それでいて騒がしすぎずに暮らしやすそうな町だった。長く関東住みだったのに行っていなかったなんて勿体ない所でした。