
小浜市は温泉の熱が強いのか町中から湯煙がもくもくと立っています。
まさに温泉街って感じがして楽しい。この上を自転車で通ると結構熱いんです。
朝サンダルを洗っていると、昨日お話していたおばあちゃんと会ってバナナと黒糖ドーナツをいただきました。
朝から嬉しい事があり、いつもよりペダルを回す脚に力が入ります。
今日の目的地は島原市、明日明後日の雨は熊本市で越したいです。

今日は空と海の境が曖昧です。
波は穏やかですが、霧が出ています。明日の雨と関係あるのかな。
僕の想像よりも東シナ海は静かで綺麗な海でした。

奇岩発見。なんの案内板もないので、ただの岩なのでしょうか。
浜に降りれないので近くにはいけません。

昨日よりもアップダウンが少なので、のんびりと海岸線を走ります。
20kmほど走って口之津港に着きました。
ここからもフェリーが出ていて、天草方面に行けます。
ターミナルの横には広めの公園があったので朝いただいたバナナを食べながらベンチで休憩。

NOWSON(無人販売所)、いいですね。なぜ紅白?笑

長崎に来てから「潜伏キリシタン」に興味を持ち、五島列島や長崎市で史跡や資料館を少しですが見て来ました。
島原半島を回る目的の一つは世界遺産にも登録されている「原城跡」に行くことでした。
南島原市に入るとすぐに案内板が出て来ます。
そのまま向かおうとしてマップを見ているとこの記念館を発見。
口コミに「原城跡に行く前に行くのをオススメ!」と書いてあったので行ってみることにしました。
行ってみて大正解、島原一揆の概略を潜伏キリシタンの歴史と踏まえて解説してくれました。
スタッフさんがとても親切で色々教えていただいて楽しかったです!!

「原城跡」に着きました。
4年前に世界遺産登録されましたが、解説資料などは少なく良い意味でそのままです。
案内スタッフの方が、何もないと言われる人も多いと仰っていましたが僕はこれで良いと思います。
長崎に入ってから少しずつ勉強して最後にここに来れたので、そのままの状態だからこそ色々と考えながら巡ることができました。
250年に渡る弾圧は力の関係上一方的なものでしたが、お互いが正しいと思っている事のぶつかり合いだったと思うのでどちらかが善悪と割り切れるものではないです。
ただ、最後まで信徒が居続けた事は「勝利した」と言えるのではないかと思います。

しばらく走ると、雲仙普賢岳が顔を出しました。
島原半島を周っていてイマイチ見えてなかったのですが、島原市に差し掛かるとドンっと出て来てくれました。
理科の教科書で見た鐘状火山、大きな山脈とは違った独特な迫力があります。
昔は眉山と合わせて山岳信仰の対象となっていたようですが、すごくわかります。
この大きな存在感は美しいだけでなく畏怖を感じました。

市街地に入る前に「がまだすドーム」の案内板がありました。
現在16時、これからお風呂入ってご飯食べて…結構良い時間です。
しかも入館料が1050円と少し高めだったので悩みましたが、折角雲仙まで来たんだ、入ろうか!!
中に入るとスタッフさんがすごく丁寧に出迎えてくれて驚き。
展示物は字の資料だけでなく、ユニークなシアターがあったり、火砕流の速さが体感出来たり、お子さんでも楽しめる博物館でした。
雲仙岳の歴史や噴火についても知れて島原市がより楽しめそうです。
寛政4年に起きた噴火物語シアターが面白いですよ。
昨日見た赤土についても解説されていて、島原半島は場所により「赤土」「黒土」「黄色土」に分かれていて、赤土は水捌けが良く鉄分を多く含むのでのでジャガイモなどの栽培に向いている様です。

昨日は小浜温泉、今日は島原温泉で九州を満喫しているなあ。
島原半島の温泉地は上二つに雲仙温泉を加えた三つがあります。
それぞれ特徴が全然違うので今度雲仙温泉にも行きたいです。
小浜温泉…塩化物泉、舐めるとしょっぱい。源泉温度が100度と高く、蒸し釜や日本一の足湯があったり楽しめます。
夕陽がとても綺麗なので露天がオススメ。
島原温泉…炭酸泉ですがそれほどパチパチせず心地よいです。
源泉温度が30度で僕が入ったお風呂は26度だったのでサウナやお風呂で温まってから入る珍しいものでした。
雲仙温泉…硫黄泉で白濁食の温泉です。標高700mの避暑地で旅館ホテルが多く綺麗な観光地になっています。
今度は雲仙温泉に行きたいね。
走行距離:60km
朝:インスタントラーメンに温泉卵トッピング
昼:あんドーナツとバナナ
夜:モスバーガー
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